高見亨介
プロフィール
| 国籍 | JP |
|---|---|
| 生年月日 | 2002-04-05 |
| 構え | オーソドックス |
| 身長 | 167 cm |
| リーチ | 166 cm |
| 主戦階級 | ライトフライ級 |
| 所属ジム | 帝拳ボクシングジム |
外部リンク
バイオ
高見亨介は2002年4月5日に東京都新宿区で生まれ、帝拳ボクシングジム所属のプロボクサーとして活躍しています。アマチュア時代には47戦43勝4敗という優秀な成績を残し、2022年7月にプロデビューを果たしました。デビュー戦では後楽園ホールでウッティチャイ・モントゥリと対戦し、初回1分12秒という電光石火のKO勝ちで鮮烈なスタートを切りました。その後も順調に白星を重ね、わずか3年足らずで世界王座を獲得するという驚異的なスピード出世を遂げた逸材です。
プロ転向後の高見は主にライトフライ級とフライ級を行き来しながらキャリアを積み重ねてきました。2022年10月にはファン・インチョルを2回TKOで下し、2023年2月にはフィリピンフライ級13位のレイマーク・アリカバを5回19秒でTKO勝ち、同年8月にはルーベン・ダディバスを初回2分40秒でKO勝ちと、圧倒的な攻撃力を見せつけました。2023年12月には元OPBF東洋太平洋ミニマム級王者でWBC世界同級15位のリト・ダンテと8回戦を行い、8回3-0の判定勝ちを収めています。この試合では東日本ボクシング協会月間賞の新鋭賞を受賞しました。
2024年3月には堀川謙一と10回戦で対戦し、6回2分50秒TKO勝ちを収めました。この勝利により東日本ボクシング協会月間賞の最優秀選手賞を獲得しています。なお、この試合後に対戦相手の堀川は引退を発表しました。同年7月にはウラン・トロハツと8回戦を行い、8回判定3-0で勝利し、11月にはジョマー・カインドクを初回1分18秒でKO勝ちと、着実に実力を証明し続けました。
そして2025年4月8日、高見は日本ライトフライ級王者の川満俊輝と日本タイトルマッチで対戦しました。この試合で6回2分26秒TKO勝ちを収め、王座獲得に成功します。試合後のインタビューで高見は「川満選手の気合はすごく感じて、これが王者になる選手なんだなと、かみしめながら試合した。パンチを効かせても粘り強かった。さらに気持ちの面でもレベルアップできたと思う」と対戦相手を称えつつ、「会長、世界挑戦させてください!」と世界挑戦への強い意欲を示しました。
その願いはすぐに叶えられることになります。2025年7月30日、横浜BUNTAIで行われた寺地拳四朗対リカルド・ラファエル・サンドバルの前座として、WBA世界ライトフライ級王者エリック・ロサとの世界タイトルマッチが組まれました。高見はこの大舞台で10回2分46秒TKO勝ちという見事な結果を残し、プロデビューからわずか3年1ヶ月で世界王座獲得という快挙を成し遂げました。日本ライトフライ級王座は防衛せずに返上する形となりました。
しかし世界王者としての道のりは平坦ではありませんでした。2025年12月17日、両国国技館でWBO世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴとの王座統一戦に臨みましたが、12回1-2の判定負けを喫し、プロ初黒星を喫するとともにWBA王座初防衛とWBO王座獲得ならびに王座統一に失敗、WBA王座から陥落することになりました。
この敗戦を受けて高見は新たな挑戦を決意します。2026年1月6日、自身のYouTubeチャンネルでフライ級への転向を発表しました。同年4月11日には両国国技館で那須川天心対ファン・フランシスコ・エストラーダの前座として、元IBF世界フライ級王者でWBC世界同級6位のアンヘル・アヤラとの10回戦が予定されていましたが、高見が体調不良を訴え前日計量を欠席したため試合は中止となりました。
高見の戦績を分析すると、その最大の特徴は圧倒的なKO率の高さにあります。プロ11戦で10勝1敗、そのうち8試合をKOで決着させており、約80パーセントという驚異的なKO率を誇ります。特にデビューから日本王座獲得までの8試合のうち6試合がKOまたはTKO勝ちであり、初回から中盤にかけての早い段階で決着をつける試合が多いことも特徴的です。攻撃的なスタイルで相手を圧倒する戦い方が高見の持ち味と言えるでしょう。
人物面では、憧れのボクサーとしてサウル・アルバレスの名前を挙げています。アルバレスは複数階級を制覇したメキシコの大スター選手であり、高見自身も階級を超えて活躍することを視野に入れていることが窺えます。また、SNSではInstagramやYouTubeを活用して情報発信を行っており、ファンとのコミュニケーションも大切にしている様子が見られます。
現在の高見はフライ級への転向を表明し、新たなステージでの再起を目指しています。世界王座を一度は獲得したものの初防衛に失敗したという経験は、若い高見にとって大きな財産となるはずです。まだ20代前半という年齢を考えれば、今後さらなる成長と再度の世界王座獲得は十分に可能な範囲にあります。アマチュア時代から培った高い技術と、プロでも証明された強打を武器に、フライ級でどのような活躍を見せるのか、日本ボクシング界の期待を一身に背負う存在として注目が集まっています。帝拳ボクシングジムという日本屈指の名門ジムに所属していることも、今後のキャリア形成において大きなアドバンテージとなるでしょう。