ボクシングの階級一覧|体重・名称・代表選手を完全網羅

ボクシングには体重別に17の階級が設定されています。これは体格差による不公平を防ぐための仕組みで、各階級には厳密な体重上限が定められています。この記事では、全17階級の体重制限・英語名・特徴・代表選手をまとめました。

ボクシングの階級制度とは

ボクシングの階級制度は、選手の体重に応じてクラス分けを行う仕組みです。試合前日に行われる「計量(ウェイイン)」で体重上限を超えると、タイトルマッチの場合は王座が剥奪されるなど厳しいペナルティが科されます。

現在、主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)が認定する階級は17(WBA・WBCは18階級)。最も軽いミニマム級(47.62kg以下)から最も重いヘビー級(90.72kg超)まで、幅広い体格の選手が世界王者を目指しています。

全17階級 一覧表

以下に全17階級を軽い順に掲載します。体重はポンド基準をキログラムに換算した値です。

ミニマム級(Minimumweight)— 47.62kg以下。最も軽い階級で、日本では「ストロー級」とも呼ばれていました。井岡一翔選手が4階級制覇の起点とした階級です。2025年には松本流星選手が帝拳ジム史上最速の7戦目でWBA王座を獲得しています。

ライトフライ級(Light Flyweight)— 48.97kg以下。「日本ボクシング界のレジェンド」具志堅用高さんが13度防衛の記録を打ち立てた階級です。2024〜2025年には矢吹正道選手、岩田翔吉選手、高見享介選手と立て続けに日本人王者が誕生しました。

フライ級(Flyweight)— 50.80kg以下。「日本のお家芸」と呼ばれ、ファイティング原田、大場政夫ら伝説的な王者を輩出してきました。寺地拳四朗選手が2階級制覇を果たした階級でもあります。

スーパーフライ級(Super Flyweight)— 52.16kg以下。ジェシー・ロドリゲス選手(アメリカ)が3団体統一を果たし、パウンド・フォー・パウンドでも上位に評価される注目の階級です。

バンタム級(Bantamweight)— 53.52kg以下。「あしたのジョー」の矢吹丈が戦った階級として知られ、日本では最も人気のある階級のひとつです。辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介、井上尚弥、中谷潤人など、そうそうたる名前が並びます。

スーパーバンタム級(Super Bantamweight)— 55.34kg以下。井上尚弥選手が世界で2人目の2階級4団体統一を達成した階級。スピード・パワー・技術が最も高いレベルで交差する、現在のボクシング界で最注目の階級です。

フェザー級(Featherweight)— 57.15kg以下。西岡利晃選手や長谷川穂積選手が活躍した階級。海外ではブルース・キャリントン選手(アメリカ)が新鋭として注目を集めています。

スーパーフェザー級(Super Featherweight)— 58.97kg以下。内山高志選手が11度防衛の記録を持つ階級です。

ライト級(Lightweight)— 61.23kg以下。三浦隆司選手のKO劇が世界を驚かせた階級。海外の層が厚く、デビン・ヘイニーやワシル・ロマチェンコらスター選手がひしめきます。

スーパーライト級(Super Lightweight)— 63.50kg以下。浜田剛史選手の15連続KOや、平仲明信選手の豪快な戦いが記憶に残る階級です。

ウェルター級(Welterweight)— 66.68kg以下。レナード、メイウェザー、パッキャオら世界のスーパースターが名勝負を繰り広げてきた華のある階級。日本人はまだこの階級で世界王座を獲得しておらず、佐々木尽選手の挑戦が注目されています。

スーパーウェルター級(Super Welterweight)— 69.85kg以下。「炎の男」輪島功一さんが2度の返り咲きを果たした伝説的な階級です。

ミドル級(Middleweight)— 72.57kg以下。村田諒太選手がロンドン五輪金メダリストからWBA王座を獲得し、日本で初めてアマとプロの両方で世界を制しました。

スーパーミドル級(Super Middleweight)— 76.20kg以下。カネロ・アルバレス選手(メキシコ)が4団体統一を果たした階級です。日本人王者はまだ誕生していません。

ライトヘビー級(Light Heavyweight)— 79.38kg以下。ドミトリー・ビボル選手(ロシア)やアルツール・ベテルビエフ選手(ロシア)が活躍する階級です。

クルーザー級(Cruiserweight)— 90.72kg以下。ヘビー級とライトヘビー級の間に位置する階級で、1980年代に新設されました。

ヘビー級(Heavyweight)— 90.72kg超。体重上限がなく、最も重い階級です。モハメド・アリ、マイク・タイソンら伝説的な選手を輩出。現在はオレクサンドル・ウシク選手(ウクライナ)が4団体統一王者です。

日本人が強い階級・弱い階級

日本人ボクサーは体格的にミニマム級からスーパーバンタム級の軽量級に多くの世界王者を輩出しています。特にバンタム級(16人)、フライ級(23人)、ライトフライ級(18人)は「日本のお家芸」と言われるほど層が厚い階級です。

一方、ウェルター級より上の中量級・重量級では世界王者が極めて少なく、ウェルター級に至っては日本人王者がまだ誕生していません。しかし、近年は日本人選手の大型化が進んでおり、将来的にはこうした壁も破られる可能性があります。

階級を超えて戦う「階級制覇」

ボクシングには「階級制覇」という概念があります。これは複数の階級で世界王座を獲得することで、制覇した階級の数が多いほど偉大な業績として評価されます。日本人の最多記録は井岡一翔選手の4階級制覇で、井上尚弥選手も4階級を制覇しています。

世界記録はマニー・パッキャオ選手(フィリピン)の6階級制覇。フライ級からスーパーウェルター級まで、体重にして約20kgもの幅を駆け上がった驚異的な記録です。

まとめ

ボクシングの17階級は、選手の体格に応じた公平な試合を実現するための重要な仕組みです。各階級にはそれぞれの魅力があり、個性的な王者たちがベルトを争っています。好きな階級を見つけることで、ボクシング観戦がより一層楽しくなるはずです。

ボクシングナビでは、階級別に試合・選手情報を検索できます。気になる階級をチェックしてみてください。

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