"MJ"

ムロジョン・アフマダリエフ

Murodjon Akhmadaliev
14 2 0
(11KO)

プロフィール

国籍UZ
生年月日1994-11-02
構えサウスポー
身長166 cm
リーチ173 cm
主戦階級S.バンタム級

バイオ

ムロジョン・アフマダリエフは、1994年11月2日にウズベキスタンのナマンガン州ナマンガンで生まれたプロボクサーです。アマチュア時代には世界選手権銀メダル、リオデジャネイロオリンピック銅メダルという輝かしい実績を残し、プロ転向後はわずか2年足らずでWBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者に輝いた実力者として知られています。現在はWBA世界スーパーバンタム級暫定王者として、世界最高峰の舞台で活躍を続けています。

アフマダリエフのアマチュアキャリアは2014年のアジア競技大会から本格的に始まりました。この大会ではバンタム級で出場したものの1回戦で敗退しましたが、翌2015年の世界選手権大会では決勝まで勝ち進み、マイケル・コンランに敗れたものの銀メダルを獲得しました。そして2016年のリオデジャネイロオリンピックでは準決勝でロベイシ・ラミレスに敗れましたが、銅メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。2017年の世界選手権大会では2回戦で敗退しましたが、オリンピックメダリストとしての実績を引っ提げて、2018年にプロへと転向することになります。

2018年3月10日、アフマダリエフはニューヨーク・ブルックリンのキングス・シアターでフェザー級としてプロデビューを果たし、初回1分8秒という圧倒的なTKO勝利で鮮烈なスタートを切りました。その後スーパーバンタム級に階級を上げ、2019年4月にはマッチルーム・スポーツ・USAとプロモーション契約を結び、世界的なプロモーターのバックアップを得ることになります。同年9月には当初WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンとのタイトルマッチが予定されていましたが、ローマンの負傷により延期となり、代わりにウィルナー・ソトと対戦して4回TKO勝利を収めました。

そして2020年1月30日、マイアミのメリディアン・アット・アイランド・ガーデンズで仕切り直しとなったダニエル・ローマンとのWBA・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチが実現しました。この試合でアフマダリエフは12回2対1の判定勝ちを収め、プロデビューからわずか2年足らずで世界二冠王者に輝くという離れ業を成し遂げました。2021年4月3日には母国ウズベキスタンのタシュケントで、IBF世界スーパーバンタム級暫定王者の岩佐亮佑と王座統一戦を行い、5回1分30秒TKO勝ちで初防衛に成功しました。同年11月19日にはホセ・ベラスケスを12回判定で下して2度目の防衛を果たしました。

2022年6月25日、テキサス州サンアントニオでロニー・リオスとの指名戦を行い、12回2分6秒TKO勝ちで3度目の防衛に成功しましたが、この試合中に左拳を骨折するというアクシデントに見舞われました。それでも勝利を収めたことは、アフマダリエフの精神的な強さを示すものでした。しかし2023年4月8日、マーロン・タパレスとの統一戦では12回1対2の判定負けを喫し、保持していた両王座から陥落することになりました。同年12月16日にはケビン・ゴンサレスとのWBA挑戦者決定戦で8回TKO勝ちを収め、井上尚弥への挑戦権を獲得しました。

2024年12月14日、モンテカルロで行われたリカルド・エスピノサとのWBA暫定世界スーパーバンタム級王座決定戦では3回TKO勝ちを収め、暫定王座ながらも王座返り咲きに成功しました。試合後には井上尚弥に対戦を呼びかけ、WBA会長も井上との団体内統一戦の実現を示唆しました。そして2025年9月14日、名古屋のIGアリーナで井上尚弥との4団体統一戦が実現しましたが、12回0対3の判定負けを喫し、4団体王座統一およびWBA王座の団体内統一に失敗、保持していたWBA暫定王座は井上のスーパー王座に吸収される形で消滅しました。

アフマダリエフの戦績はプロ16戦14勝11KO2敗と、高い勝率とKO率を誇っています。オリンピックメダリストとしての高い技術力と、プロでも通用するパンチ力を兼ね備えた選手として評価されており、若くして世界統一王者となった実績は、ウズベキスタンボクシング界における大きな功績となっています。タパレス戦での敗北や井上尚弥戦での敗北は挫折となりましたが、その後も世界トップレベルで戦い続ける姿勢は、真のチャンピオンとしての資質を示しています。現在もスーパーバンタム級のトップコンテンダーとして、再び頂点を目指す挑戦を続けています。

戦歴

結果 試合 階級 決着
LOSS 井上尚弥 vs ムロジョン・アフマダリエフ S.バンタム級 3-0判定