岩田翔吉

Shokichi Iwata
16 2 0
(13KO)

プロフィール

国籍JP
生年月日1996-02-02
構えオーソドックス
身長163 cm
リーチ162 cm
主戦階級ライトフライ級
所属ジム帝拳ボクシングジム

バイオ

岩田翔吉は、1996年2月2日に東京都渋谷区で生まれたプロボクサーです。帝拳ボクシングジム所属で、現在はWBC世界ライトフライ級王者として活躍しています。立教小学校、立教中学校を卒業し、9歳の時に総合格闘家として知られる山本”KID”徳郁のジムKILLER BEEに入門しました。中学2年生でボクシングに専念すると、U-15ボクシング全国大会で優勝を果たすなど早くから才能を開花させました。その後、日出高校に編入学し、高校時代にはのちに世界王者となる井上拓真、田中恒成に勝利した実績を持ちます。高校3年生の時には高校総体で優勝を飾り、高校卒業後はスポーツ推薦で早稲田大学スポーツ科学部に進学しました。アマチュア時代の戦績は71戦59勝12敗で、16のKO・RSC勝ちを記録しています。

岩田は2018年12月8日、アメリカのカリフォルニア州カーソンでプロデビューを果たしました。スタブハブ・センターで行われたジョエル・バミューデスとのライトフライ級4回戦で、4回2分44秒TKO勝ちを収めて白星デビューを飾っています。翌2019年2月には日本のプロテストに合格し、同年5月4日に後楽園ホールで日本デビュー戦を行いました。2018年全日本ライトフライ級新人王の亀山大輝を相手に6回判定勝ちを収めると、その後も順調に勝ち星を重ねていきました。2021年11月6日には後楽園ホールで芝力人との日本ライトフライ級王座決定戦を行い、9回37秒TKO勝ちで王座を獲得しました。なお、この試合は当初9月11日に予定されていましたが、岩田が計量後のPCR検査で新型コロナウイルス陽性判定を受けたため延期されていました。

日本王者として2度の防衛に成功した岩田は、2022年7月2日に堀川謙一とのOPBF東洋太平洋・日本タイトルマッチ及びWBOアジア太平洋王座決定戦で12回判定勝ちを収め、複数のタイトルを獲得しました。同年10月19日に日本王座を返上すると、11月1日にさいたまスーパーアリーナで初の世界挑戦に臨みました。WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレスとの一戦は、早稲田大学出身プロボクサーとしては4人目の世界王座挑戦となりましたが、12回判定負けでプロ初黒星を喫し、王座獲得は果たせませんでした。

しかし岩田は諦めませんでした。2023年4月1日の再起戦でジェローム・バロロを3回KOで下すと、その後も着実に勝利を積み重ねていきました。同年8月5日には無敗のジェイソン・ブリーリョを6回TKOで破り、2024年1月20日には元IBF世界ミニマム級王者のレネ・マーク・クアルトを6回TKOで下しました。同年7月6日には2度目の世界挑戦の前哨戦として、無敗でダウン経験もなかったジャージール・トリニダードを6回TKOで破り、世界再挑戦への準備を整えました。

2024年10月13日、有明アリーナで岩田は再び世界の舞台に立ちました。ジョナサン・ゴンサレスの王座返上に伴うWBO世界ライトフライ級王座決定戦で、ハイロ・ノリエガと対戦した岩田は、3回終盤にカウンターの右アッパーとラウンド終了ゴングと同時の左フックで2度ダウンを奪い、レフェリーストップで3回3分TKO勝ちを収めました。この勝利により、一度は逃したWBO王座の獲得に成功し、早稲田大学出身プロボクサー史上初の世界王者となりました。しかし2025年3月13日、両国国技館で行われた初防衛戦では、指名挑戦者のレネ・サンティアゴに12回判定負けを喫し、王座から陥落してしまいました。

それでも岩田は再び立ち上がりました。2025年10月4日にエドウィン・カノを7回KOで下すと、2026年3月15日、横浜BUNTAIでWBC世界ライトフライ級王者ノックアウト・CPフレッシュマートとのタイトルマッチに臨みました。この試合は4回に偶然のバッティングでノックアウトが左目上をカットし、8回のドクターチェックで試合が終了となりました。当初は8回1分33秒の負傷判定勝ちとされ、WBOに続く王座返り咲きを果たしました。この勝利は恩師である山本”KID”徳郁の誕生日に達成された偉業でもありました。しかし試合から4日後、WBCから試合内容修正の請願書が提出され、JBCがビデオ分析を行った結果、ノックアウトのカットはバッティングではなく岩田の右フックによるものと判断され、3月24日付で試合結果は負傷判定勝ちからTKO勝ちに変更されました。

岩田の戦績はプロボクシングで18戦16勝13KO2敗となっており、高いKO率を誇ります。獲得タイトルは、プロでは日本ライトフライ級王座、WBOアジアパシフィックライトフライ級王座、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座、WBO世界ライトフライ級王座、そして現在保持しているWBC世界ライトフライ級王座と多岐にわたります。2026年3月20日には、WBCから指名挑戦者エリック・バディロとの指名試合が指令されており、交渉期間は30日間とされています。立教から早稲田という学歴を持ち、2012年にはP&GのアリエールのCMにも出演した経験を持つ岩田は、ボクシング界において学業とスポーツを両立させた稀有な存在として注目を集めています。現在もWBC世界ライトフライ級王者として、さらなる防衛と活躍が期待されています。